需要が高まっているということもあってオンライン講座の販売をおこなう方や企業が増えてきていますが、オンライン講座を作って販売する場合、意外と頭を悩ませることになるのが販売方法について。
オンライン講座を販売する際に利用できる販売方法にはいくつか種類がありますが、それぞれ特徴が異なるため、それらの特徴を理解して最適な販売方法を選ばなくてはいけません。
そこでこの記事では、オンライン講座の販売に利用できる販売方法について紹介していきます。
それぞれの販売方法の特徴、メリット・デメリットに触れながら解説していくので、これからオンライン講座を販売していきたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
オンライン講座の販売に利用できる4つの販売方法
オンライン講座の販売に利用できる販売方法には4つの販売方法があります。
それぞれどういった販売方法で、どういったメリット・デメリットがあるのかについてみていきましょう。
1. プラットフォームを自作して販売する
オンライン講座の販売方法として定番の販売方法と言えるのが、プラットフォームを自作して販売する方法です。
もう一つの定番の販売方法に既存のプラットフォームで販売するという方法がありますが、その販売方法には手数料がかかるというデメリットがあります。
そのデメリットを避けてオンライン講座を販売できる方法として人気なのが、この「プラットフォームを自作して販売する方法」です。
この販売方法では、Webサイトを簡単に構築できることで人気のCMSであるWordPressを使ってプラットフォームを構築していきます。
WordPressにはプラグインという機能が備わっていて、プラグインを活用することで、WordPressで作ったサイトにさまざまな機能を追加することができるようになっています。
プラグインを使って決済システムを導入すればオンライン動画を買い切りで販売できますし、サイトを会員制にするプラグインを導入すれば、サブスクリプションの形式でオンライン講座を販売することも可能です。
プラットフォームを構築するのに多少手間はかかりますが、手数料などなるべく余計な費用をかけずにオンライン講座を販売したい方にとっては非常に魅力的な販売方法だと言えるでしょう。
WordPressでプラットフォームを構築する方法については以下の記事で詳しく紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
2. 既存のプラットフォームで販売する
オンライン講座を販売できるタイプの既存のプラットフォームを活用する販売方法も、オンライン講座を販売する方法としては定番と言える販売方法の一つです。
オンライン講座の販売がおこなえる代表的なプラットフォームとしては、「Udemy」や「Schoo」、「Teachable」などがあげられます。
これら既存のプラットフォームはプラットフォームとしてのシステムがすでに成立していますし、決済システムなどの必要不可欠なシステムも整っているため、プラットフォームを構築する手間がかかりません。
先ほど紹介したプラットフォームを自作する方法の場合は、どうしてもプラットフォームを作るのに時間と手間がかかってしまいます。
しっかりとしたプラッフォームを作る場合、WordPressを活用しとしても数日はかかります。
デザインなど見た目にこだわるのであれば数週間はかかるでしょう。
一方、既存のプラットフォームを活用する場合、アカウントを作りさえすればすぐにでもオンライン講座の販売を始めることが可能になります。
決済システムを導入する必要もありません。
システムとしては既存のプラットフォームの方がしっかりとしているので、ユーザーが使いやすいというメリットもあります。
ただ、既存のプラットフォームでオンライン講座を販売する場合、売り上げに応じて手数料を徴収されることになるのでその点には注意が必要です。
売り上げの規模が大きくなれば大きくなるほど徴収される手数料の額も大きくなっていくので、売り上げの規模が大きくなってきた場合は別の方法での販売を検討する必要が出てくるということを覚えておきましょう。
3. ECサイトを構築して販売する
この方法の場合、SEO対策をおこなってECサイト側で集客していくのもアリですが、ECサイトのSEO対策はより専門的な知識が必要になり難易度が高めです。
そのため、SNSなどを活用する形で、集客は別の方法でおこない、あくまで販売だけをECサイトでおこなうという形式での利用が多くなっています。
集客と販売を分けておこなっていくスタイルの販売方法というわけです。
「ECサイトを構築して…」と聞くと難易度がかなり高いように思われるかもしれませんが、BASEやSTORESといったECサイトを簡単に構築できるサービスを活用すれば5分ほどでECサイトを用意できてしまいます。
これらのECサイトは決済手段も豊富に用意されていてユーザーに親切ですし、販売する側としても手間がかかりません。
ECサイトで購入してもらったら、データの送信や限定公開しているURLを共有するなどして講座を受講してもらいます。
デメリットとしては集客する場所と販売する場所を分ける必要がある点があげられますが、集客方法やプラットフォームの作り方によほど強いこだわりがある場合以外は気にならないでしょう。
「既存のプラットフォームの利用にかかる手数料を節約したいものの、本格的なプラットフォームを作るのは面倒」という方にとっては非常に魅力的な販売方法となっています。
4. YouTubeで販売する
YouTubeにはメンバーシップという機能が備わっていますが、このメンバーシップの機能を活用することで、YouTubeでオンライン講座を販売できるようになります。
メンバーシップというのはYouTube限定の会員機能のことで、月額料金を支払ったメンバーのみが限定の動画を閲覧できるようになるタイプのサービスです。
このメンバーシップの機能を活用することで、月額課金のサブスクリプション形式でオンライン講座が販売できるようになります。
こちらも既存のプラットフォームを利用する方法になるため3割ほど手数料を支払うことになりますが、圧倒的な使いやすさやサブスクリプション形式でオンライン講座を販売できるという点を考えると3割の手数料が高くないと思えるほどです。
サブスクリプション形式でオンライン講座を販売できるということは継続的な収入が見込めるということになるので、販売する側にとって非常に魅力的なシステムだと言えるでしょう。
まとめ
今回紹介した販売方法はいずれもメリット・デメリットのある販売方法ですが、気軽に始められるものばかりです。
他にも本格的なプラットフォームを活用したり独自のプラットフォームを本格的なシステムで構築して販売する方法もありますが、個人レベルや中小企業レベルでオンライン講座を販売するのであれば今回紹介した方法で十分です。
まずはカリキュラムを作って販売し始めることが大切ですので、今回紹介した販売方法を参考にしながらオンライン講座の販売を始めてみてはいかがでしょうか?