オンライン講座のカリキュラムを作成したら、その動画をユーザーが視聴できるようにし、サービスとして提供しなくてはいけません。
オンライン講座のサービスの提供方法にはいくつか方法がありますが、それらの提供方法の中から自分のスタイルに合う方法で提供していくことが大切です。
そこでこの記事では、オンライン講座のサービスの提供方法について紹介していきます。
それぞれの提供方法のメリット・デメリットに触れながら紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
オンライン講座のサービスを提供するのに利用できる3つの提供方法
オンライン講座のサービスの提供方法として利用できる方法には、
- 自作したプラットフォームでサービスを提供する方法
- 既存のプラットフォームでサービスを提供する方法
- ビデオ通話のシステムを使ってサービスを提供する方法
といった3つの提供方法があります。
それぞれの提供方法について詳しくみていきましょう。
1. 自作したプラットフォームでサービスを提供する
オンライン講座のサービスを提供するのに利用できる提供方法の一つ目が、「自作したプラットフォームでサービスを提供する方法」です。
プラットフォームというのは「サービスを提供する場」になりますが、そのサービスを提供する場を自作し、その自作したプラットフォームでオンライン講座のサービスを提供していくわけです。
ただ、プラットフォームと言ってもそれほど大掛かりなものではありません。
動画をインターネット上に公開し、特定のユーザーだけが視聴できるようにすればいいだけですので、シンプルなWebサイトでも十分です。
プラットフォームの自作にはWordPressと呼ばれるCMSツールがおすすめで、Webサイト制作に関する知識やスキルを持ちわせていない方でも簡単にWebサイトを制作し、プラットフォームを用意することができます。
この方法のメリットとしては、自分の好きなようにサービスを構築していけるという点があげられます。
自分でプラットフォームを作るわけですから、どのようにサービスを構築し、提供していくかはあなた次第です。
また、プラットフォームを自作するので手数料を支払う必要もありません。
一方、デメリットとしては、制作するのに手間がかかる点とサービスを提供していく上でのシステムを自分で考え、進めていく必要があるという点があげられます。
WordPressでプラットフォームを作る方法については以下の記事でより詳しく解説しているので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
2. 既存のプラットフォームでサービスを提供する
オンライン講座のサービスを提供するのに利用できる提供方法の二つ目が、「既存のプラットフォームでサービスを提供する方法」です。
先ほど紹介したのはプラットフォームを自作するという方法でしたが、この方法の場合は、すでに他者が用意しているプラットフォームを利用させてもらうことになります。
オンライン講座の提供に利用できる代表的な既存のプラットフォームとしては、
- YouTube
- Udemy
- ストアカ
などがあげられます。
すでに出来上がっているシステムを活用するわけですから、こちらで構築する必要なく、手間がかかりません。
また、既存のプラットフォームは決済方法などシステム周りがしっかりとしているので、ユーザーはもちろんオンライン講座を提供していく側としても非常に利用しやすくなっています。
一方、デメリットとしては、手数料を徴収されるという点があげられます。
プラットフォーム自体は無料で利用できますが、実際にオンライン講座をユーザーが購入して売上が発生すると、その何割かを徴収されることになります。
また、プラットフォームを利用させてもらうわけですから、そのプラットフォームの利用規約を遵守しながらサービスを提供していかなくてはいけないというデメリットもあります。
既存のプラットフォームを利用する方法については以下の記事でより詳しく紹介しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
YouTube
人気の動画配信プラットフォームであるYouTubeには、月額制のメンバーになったユーザーのみが限定の動画を見られるような機能が備わっています。
そのため、買い切り型でなくサブスクリプション型でオンライン講座のサービスを提供するのにうってつけのプラットフォームとなっています。
Udemy
買い切りの形式でオンライン講座のサービスを提供するなら、Udemyがおすすめです。
Udemyは世界中で利用されているオンライン講座用のプラットフォームで、無料でオンライン講座を公開し、販売することができます。
非常に使いやすいシステムになっていますし、利用しているユーザー数も多いのでおすすめですよ。
3. ビデオ通話のシステムを使ってサービスを提供する
オンライン講座のサービスを提供するのに利用できる提供方法の三つ目が、「ビデオ通話のシステムを使ってサービスを提供する方法」です。
オンライン講座には、リアルタイム型のオンライン講座とオンデマンド型のオンライン講座があります。
リアルタイム型のオンライン講座はビデオ通話が利用できるツールを使ってリアルタイムでユーザーとコミュニケーションをとりながら進めていくタイプのオンライン講座です。
一方、オンデマンド型のオンライン講座は、あらかじめ録画した動画を編集してプラットフォームにアップし、ユーザーが好きなタイミングで動画を視聴しながら学べるタイプのオンライン講座となっています。
そして、この「ビデオ通話のシステムを使ってサービスを提供する方法」という提供方法は、リアルタイム型のオンライン講座で用いられる提供方法です。
ZOOMやSkype、ChatWorkといったインターネット回線を通してビデオ通話ができるツールを使い、ユーザーにオンライン講座を提供していきます。
リアルタイム型のオンライン講座はリアルタイムでユーザーとコミュニケーションを取りながら講座を提供しなくてはいけないため、この方法での提供が必須になります。
オンライン講座の種類については以下の記事でより詳しく紹介しているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
ZOOM
イチオシのビデオ通話用ツールが、今話題のZOOMです。
ZOOMは機能が充実していて非常に使いやすいですし、今の世の中の状況もあって利用しているユーザーが多いので、リアルタイム型のオンライン講座のサービスを展開していく場合にぜひ活用したいツールとなっています。
Skype
ZOOMにシェアを奪われてしまった感じはありますが、Skypeもまだまだ人気のビデオ通話がおこなえるツールです。
Skypeのアカウントしか持っていないユーザーもいるはずですので、ZOOMと併用していくといいかと思います。
まとめ
オンライン講座のサービスを展開する場合、今回紹介したいずれかの方法でサービスを提供していくことになります。
リアルタイム型のオンライン講座は利用できる提供方法が一つしかありませんが、オンデマンド型のオンライン講座は利用できる提供方法が複数あります。
また、利用できるプラットフォームも複数あります。
気になるプラットフォームがあれば公式サイトにアクセスし、より詳しくチェックしながら、どの方法でサービスを提供していくかを考えるようにしましょう。