近年需要が高まってきているオンライン講座。
オンライン講座への需要は今後も高まっていくことが予想されるため、「オンライン講座でビジネスを展開していきたい!」と考えている方も多いのではないでしょうか?
ただ、オンライン講座には種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあるため、それを把握した上でどの種類のオンライン講座でサービスを展開していくのかを考える必要があります。
そこでこの記事では、オンライン講座の2つ種類について解説していきます。
オンライン講座の概要や、オンライン講座の種類、それぞれの種類のメリット・デメリットを事前に知っておくことで、
今持っている商品やサービスをデジタルコンテンツに置き換えオンライン講座として販売し、新たなキャッシュポイントを生み出す時に役立つ情報ですのでぜひ、参考にしてみてください。
オンライン講座とは
オンライン講座は、インターネットを介して学ぶスタイルの講座です。
インターネットに接続できるPCやスマートフォン、タブレットを活用して学んでいきます。
オンライン講座は場所や時間に縛られずに自分の好きな場所と自分の好きなタイミングで学べるようになっているため、今の時代とマッチしていて、その影響もあって需要が急速に高まってきています。
「オンライン講座とは?」というテーマについては以下の記事でさらに深堀りして解説しているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
オンライン講座の種類
需要の高まりとともに利用する人が増えてきているオンライン講座ですが、ひとくちにオンライン講座と言っても、「リアルタイム型のオンライン講座」と「オンデマンド型のオンライン講座」という2つの種類があります。
また、多くはありませんが、どちらの種類も取り入れているタイプのオンライン講座もあります。
それぞれ特徴が異なり、メリットとデメリットにも違いがあるので、オンライン講座でビジネスを始めるのであればその辺についてもしっかりと理解しておかなくてはいけません。
それぞれのオンライン講座の特徴と、メリット・デメリットについてみていきましょう。
1. リアルタイム型のオンライン講座
あらかじめ用意されたコンテンツで学ぶのではなく、ビデオ通話のシステムを活用して、講師と会話しながら学んでいきます。
あくまでもオンラインなので学校の授業のように直接あって教えてもらえるわけではありませんが、リアルタイムで講師とコミュニケーションを取りながら学ぶことができます。リアルタイム型のオンライン講座としては、「DMM英会話」など語学系のサービスが有名です。
こういった語学系のオンライン講座ではSkypeやZOOMなどのビデオ通話で講義が受けられるようになっていますが、リアルタイム型の必要があるジャンルはそう多くありません。コミュニケーションがメインになる語学系などのジャンルは、リアルタイム型のオンライン講座での展開が適していると言えるでしょう。
リアルタイム型のオンライン講座のメリット
リアルタイム型のオンライン講座には、リアルタイムでコミュニケーションが取れるという大きなメリットがあります。
ビデオ通話を通じてリアルタイムで指導してもらうことができますし、質問があればその場で講師に聞くことができます。
直接会うわけではありませんが、直接会って講義を受けるのと近い形で学べるようになっているので、ユーザーにとって非常に魅力的な学び方だと言えるでしょう。
事業主側としてもそのことを売りにできるので、コミュニケーションが取れるタイプの講座やリアルタイムで質問できるタイプの講座を望んでいるユーザーのニーズに答えられるというメリットがあります。
リアルタイム型のオンライン講座のデメリット
リアルタイム型のオンライン講座は、場所の制約こそありませんが、時間の制約が生じてしまいます。
ユーザー側としては講師のスケジュールに合わせる必要がありますし、事業主側としてもユーザーの希望する時間に合わせる必要が出てきます。
講座をおこなっている時間は他の業務をおこなえませんし、時間的な制約が生じてしまうため売り上げの上限も決まってしまいます。
講座の金額を上げたり講師として従業員を雇うことで上限を引き上げることはできなくもありませんが、「時間的な制約がある」という点は、事業主側にとって大きなデメリットになってしまうと言えるでしょう。
2. オンデマンド型のオンライン講座
オンデマンド型のオンライン講座は、さまざまなジャンルの講座で取り入れられている、オンライン講座の中でも主流と言えるタイプの講座です。
オンデマンド型の講座では、あらかじめ制作しておいたコンテンツをプラットフォームにアップし、そのプラットフォームを通じてユーザーに講座を受けてもらいます。
ユーザーは、Netflixやamazonのプライムビデオで好きな映画やドラマを視聴するときのように、好きな講座を選び、視聴しながら学んでいけるようになっています。
オンデマンド型のオンライン講座を提供しているサービスとしては、「Udemy」や「Schoo」などが有名です。
また、今人気のプログラミングスクールも、基本的なことはオンデマンド型のオンライン講座で学び、わからないところが出てきたらチャットで質問するというような形式をとっているところがほとんどです。
オンデマンド型は、どういったジャンルにも取り入れやすい形式のオンライン講座となっています。
オンデマンド型のオンライン講座のメリット
オンデマンド型のオンライン講座はあらかじめコンテンツを用意しておけるタイプのオンライン講座です。
そのため、時間的な制約がありません。
ユーザーは自分の好きなタイミングで好きなコンテンツを見て学ぶことができますし、事業主側もユーザーのスケジュールに合わせて時間をあけておく必要がありません。
時間の制約がないためどんどんコンテンツを作っていけるので、よりコンテンツが充実したサービスを作っていきやすいというのも、オンデマンド型のオンライン講座のメリットだと言えるでしょう。
オンデマンド型のオンライン講座のデメリット
オンデマンド型のオンライン講座は、リアルタイムでユーザーとコミュニケーションを取ることができません。
そのためユーザーの質問に答える場合はチャットやメールで質問を受け付けて後日回答することになるわけですが、すぐに質問できる環境で学びたいと考えているユーザーは少なくありません。
そういったユーザーには利用してもらうことができないという点は、大きなデメリットになると言えるでしょう。
まとめ
オンライン講座には大きく分けて2つの種類がありますが、どちらにもメリットとデメリットがあります。
そのため、どの方法でオンライン講座のサービスを展開していくのかについては事前にしっかりと考えておかなくてはいけません。
途中で形式を変更することもできなくはありませんが、そうなるとユーザーを混乱させてしまったりクレームにつながったりしてしまいかねませんので、できるだけ事前に固めておくようにしましょう。
また、リアルタイム型のオンライン講座とオンデマンド型のオンライン講座の両方を取り入れていく方法もあります。
両方取り入れていくので大変ではありますが、競合他社との差別化を図れるポイントにもなるので、両方取り入れていくというのもぜひ検討してみてください。
また、下記の記事ではオンライン講座に関するトピックを掲載していますので、こちらも参考にしてください。