プラシーボ効果をビジネスで応用するポイント・医薬品だけじゃない!

プラシーボ効果は元々医療用語として使われていましたが、近年はビジネスでも使われています。偽物の薬を効き目があると思い込んで飲むことで、本当の薬のような効果を得られる心理現象です。注意点に気を付けながらプラシーボ効果を使うことでビジネスにも効果的に活用することができます。

高島吉成
高島吉成
こんにちは、高島吉成です。
ビジネス心理学の1つに『プラシーボ効果』というものがあります。

思い込みを利用した心理学で、本来は医療用語として使われていました。
しかし、プラシーボ効果は医療現場だけでなくビジネス・マーケティングにも活用できるのです。
プラシーボ効果がビジネスにおいてどのような効果を発揮するのかを知るためにも、プラシーボ効果の特徴やマーケティングでの活用法、活用する際の注意点について解説していきます。
プラシーボ効果をビジネスに応用して使ってみたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

プラシーボ効果とは?

プラシーボ効果とは?

プラシーボ効果の特徴

ラテン語で「私を喜ばせる」という意味を持つ「プラケーボ」が由来と言われているプラシーボ効果は、人間の思い込みによって安心感・満足感を得られるといった心理現象のことを言います。
医療用語として使われていた言葉で、薬の効果を伝えて偽物の薬を飲ませることで、偽物であっても症状が回復したり和らいだりするのです。
本当に効果があるのか不安に思う人もいるかと思いますが、プラシーボ効果の実験を行った結果、偽物の薬を飲ませた30%の人たちに鎮痛効果があったとの報告もあり、科学的にも立証されている心理現象となります。

“思い込み”で仕事の成績がアップ!

ビジネスにプラシーボ効果を活用することで、仕事の成績を上げることも可能となるでしょう。
思い込みが作用することで前向きに仕事に取り組むことができるのです。
例えば、難しい作業や面倒な作業をしている時でも、「良い仕事をしている」と思い込むことで頑張る気持ちを引き出すことができ、モチベーションの維持につながります。
仕事がうまくいかなくても自分に言い聞かせることで、「自分はできる」と思い込ませられ自己暗示をかけたような状態になるのです。
例え失敗をしても、「これまで失敗を繰り返してきたんだから、今日からはもう大丈夫」と前向きに考えることで、プラシーボ効果を得ることができ、良い成績を出すことができるでしょう。

成功者のやり方をそのまま実践してみる

成功者の言葉は実際に成功しているため、信用があります。
仕事においては成功者から話を聞くこともあるでしょう。
成功者が「こうやって仕事をすればうまくいく」といった言葉には信憑性があり、プラシーボ効果を得られやすいです。
「成功している人が言っているのだから、うまくいくはずだ」という思い込みがあることで、同じように取り組み仕事を頑張ることができ、成績を上げられるでしょう。

部下へのマネジメントにも活用できる

部下のマネジメントにもプラシーボ効果を活用することができます。
部下に指示を出すことが難しいと感じている人はいませんか?
そんな時にはプラシーボ効果の思い込みを利用することで、部下のやる気を引き出すことも可能です。
例えば、仕事の指示をする際に「この仕事しておいてね」と指示を出すのではなく、「重要な仕事だけど、あなたならできると思って頼んでみた」と伝えることで、上司に信頼されている、「自分はできるんだ」と感じ、仕事のモチベーションアップにつながります。
自分に自信をつけさせることにプラシーボ効果は役立つでしょう。

プラシーボ効果のマーケティングにおける活用方法

プラシーボ効果のマーケティングにおける活用方法

“国産”はプラシーボ効果だった!?

高島吉成
高島吉成
マーケティングでは「国産」という言葉を用いることで消費者に安心感を与えることができます。

国産と聞くと日本国内で製造されたものであるから優れていると感じる人は多いはずです。
例えば、日本の家電は壊れにくいだけではなく高性能であるものが多いと国内だけではなく海外でも言われています。
しかし、優れた商品がある一方、中には劣悪な商品も紛れていることもあるでしょう。
国産という言葉だけで安心感が得られるため、その商品に価値があると思い込んでしまうのです。
こうした背景があることで、「国産」という言葉にもプラシーボ効果があるということが分かります。
国産の商品を売り出したいのであれば、国産であることを全面的に打ち出すことで、消費者から信頼感を得やすくなるでしょう。

中身は同じでもパッケージの違いで価値を高められる

パッケージの違いによっても商品の価値を判断されることがあります。
これは、ジェネリック医薬品に置き換えることで効果を実感できるでしょう。
薬にはジェネリック医薬品というものが存在します。
病院に行くと「ジェネリック医薬品でも良いですか?」などと聞かれたことがある人もいるでしょう。
ジェネリックは新薬と同じ成分を含んでいる医薬品となり、その効果は新薬と同等であるということが厚生労働省によっても認められています。
カプセル剤のデンプンやゼラチンなどの添加剤に違いがある場合もありますが、効果としてはほぼ変わらないです。
しかし、長年使用してきた薬をジェネリックに変えることに抵抗のある人も多く、薬の名前やデザインに違いがあることで、効果に違いがあると判断してしまいます。
また、高級なカップに入れられた紅茶と紙コップに入れられた紅茶であれば、どちらが美味しそうに感じるでしょうか?
多くの人が前者の高級なカップに入れられた紅茶を選ぶでしょう。
デザインやパッケージなどの見た目だけで中身を判断する心理もプラシーボ効果となります。
良い商品だと感じてほしいのであれば、パッケージに力を入れることが大切です。

企業や商品のブランディングにプラシーボ効果を活用

起業したばかりの企業や売り出したい商品がある場合には、プラシーボ効果を活用することで周知してもらえることにも役立ちます。
例えば、お菓子でも有名メーカーのお菓子と似た商品が無名の企業から販売されていることもあるでしょう。
この場合、多くの人が品質に違いがあると感じるはずです。
有名メーカーのお菓子の方が美味しいと感じ、安心だと感じてしまいます。
ビジネスで生き残りを図るのであれば『ブランディング』に力を入れることで消費者の定着を図れるのではないでしょうか?
例えば、頭に残るようなキャッチコピーや音楽、マスコットを置き、CMやイベントなどで繰り返し宣伝していきます。
すると、少しずつでも消費者にプラシーボ効果が表れて商品や企業の周知を図ることもできるでしょう。

プラシーボ効果を活用する際の注意点

プラシーボ効果を活用する際の注意点

マイナスな言葉は使わない

プラシーボ効果を活用する際にはマイナスな言葉を使わないようにしましょう。
マイナスな言葉があると、本当はマイナスな部分がないにも関わらず、あると人間は思い込んでしまうからです。
プラシーボ効果とは逆の『ノーシーボ効果』という心理作用が働くことから言われています。
例えば、「どうしよう」と極度に緊張することや不安になり、実際に失敗してしまった経験を持つ方もいらっしゃるでしょう。
例えば、「遅刻したらどうしよう」と考えるあまり、寝坊したことがあるという方もいるのではないでしょうか?
マイナス言葉を繰り返すことでありもしないことを言われたり、勘違いされてしまったりすることもあるので、プラシーボ効果では前向きな言葉を選んでマーケティングに活用すると良いでしょう。

まとめ

高島吉成
高島吉成
プラシーボ効果は、思い込みを与えることでビジネスやマーケティング結果を出すことができると考えられます。

その際には、前向きな言葉を用いることで相手に良い印象を与えることができるので、マイナスな言葉を活用しないように気を付けましょう。
企業や商品を周知させたいと考える際にも有効な心理作用なので、上記を参考にしてビジネス・マーケティングに活用してみてください。

ちなみに、下記ページでビジネスで使える心理学20選を紹介していますので参考にしてください。

マーケティングで使える心理学20選・コピーライティングやマーケティングに超活用できます。

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takashima yoshinari
1967年生まれの富山県高岡市育ち。双子座です。好きな食べ物は「激辛カレー」&「タンドリーチキン」and「鰹のたたき」。オンライン講座ビジネスの専門家です。高額塾に参加したけどWEBマーケティングを実装できない、何から手をつけて良いか分からないという経営者や個人起業家の方を手厚いコンサルティングでサポートしています。ちなみに毎日、頭にシェイビングクリームを塗ったくりTの字カミソリで剃るのがモーティングルーティーン。