オンライン講座でビジネスを展開していく場合、売上を得るためには、当然ですが決済手段を用意しなくてはいけません。
ただ、一昔前よりだいぶ利用できる方法が増えたとはいえ、いまだに決済手段を用意するのは手間がかかったり難しかったりする傾向にあります。
そこでこの記事では、オンライン講座に利用できる決済方法について紹介していきます。
複数紹介していくので、自分が提供するオンライン講座やサービスの展開方法にあった決済手段選びの参考にしてみてください。
オンライン講座の決済に活用できるおすすめの決済方法5選
オンライン講座の決済に活用できる代表的な決済方法としては、
- 既存のプラットフォームを利用する方法
- WordPressのプラグインを活用する方法
- YouTubeのメンバーシップ機能を活用する方法
- 決済用のプラットフォームを別で用意する方法
- 銀行口座に振り込んでもらう方法
などの方法があります。
それぞれどういった決済方法なのかについて詳しくみていきましょう。
1. 既存のプラットフォームを利用する
冒頭でも触れたように、オンライン講座の決済方法を用意するのは意外と手間がかかります。
クレジットカードでの決済を導入しようとすると審査が必要だったり手数料がかかったりと、面倒な手続きをこなさなくてはいけません。
そういった面倒な手続きへの対応を省いてスムーズにオンライン講座を販売していきたいのであれば、既存のプラットフォームを利用するのがおすすめです。
Udemyなど既存のプラットフォームはすでに複数の決済手段が導入されていますし、そういったシステムの管理など運営の部分は運営会社がまかなってくれるため、とにかく手間がかかりません。
そのため、こちらで決済方法を用意しなくても、オンライン講座用のカリキュラムさえ作ってしまえばいつでもオンライン講座でビジネスが始められるようになっています。
売上に応じて手数料を徴収されるというデメリットがあるのでずっと利用し続けるのはおすすめできませんが、オンライン講座でのビジネスを始めるための足がかりとしては非常に優れた方法だと言えるでしょう。
2. WordPressのプラグインを活用する
オンライン講座の決済に利用できる決済方法には、「WordPressのプラグインを活用する」という方法もあります。
先ほどはUdemyなど既存のプラットフォームを活用する方法を紹介しましたが、既存のプラットフォームを利用する場合、手数料が発生するという大きなデメリットがあります。
一方、人気のCMSツールであるWordPressを使ってプラットフォームを作ってしまえば、そういった手数料を支払う必要がありません。
WordPressはプラグインでさまざまな機能をWordPressで作ったサイトに付与することができますが、プラグインの中には、サイトに決済手段を導入できるようになるタイプのプラグインもあります。
代表的なものとしては、「Welcart」などがあげられます。
WelcartはWordPressで作ったサイトをECサイト化してくれるプラグインです。
WelcartでECサイトのようなサイトを構築し、商品を購入してくれたユーザーに対してオンライン講座のカリキュラムをファイルで提供したり、限定公開しているURLを共有したりすればオンライン講座のサービスの提供が可能になります。
Welcartは、クレジットカード決済はもちろん、コンビニ決済やキャッシュレス決済も導入可能な便利なプラグインですのでおすすめですよ。
>>Welcart
3. YouTubeのメンバーシップ機能を活用する
そんなYouTubeにはメンバーシップと呼ばれる、有料会員向けに限定動画を配信する機能が備わっていますが、そのメンバーシップの機能をオンライン講座の決済方法として活用することも可能です。
メンバーシップは、月額料金を設定し、その月額料金を支払ってメンバーになってくれているユーザーに限定公開の動画を配信するタイプの機能です。
NetflixやAmazonのプライムビデオのようなサブスクリプション型のシステムをイメージしてもらえるといいかと思います。
YouTubeのメンバーシップの支払いに利用できる決済方法には、クレジットカードやキャッシュレス決済、キャリア決済などさまざまな方法があるので利便性も抜群です。
また、決済システムの導入をこちらでおこなう必要がありませんし、管理をおこなう必要もありません。
欠点としては手数料を取られてしまうという点があげられますが、サブスクリプション形式の決済システムはYouTubeのメンバーシップ以外だとかなり高額なものしかないので、サブスクリプションの形式でオンライン講座を販売したい方にとっては非常に魅力的な決済方法だと言えるでしょう。
4. 決済用のプラットフォームを別で用意する
自分で用意したプラットフォームでカリキュラムを公開しつつ、決済システムの導入をより簡単におこないたいという方におすすめなのが、この「決済用のプラットフォームを別で用意する」という方法です。
この方法の場合、プラットフォームはWordPressなどで自作し、決済用のECサイトを別で用意して、決済はそのECサイトでおこなうという形になります。
ECサイトでオンライン講座を購入してくれたユーザーに対して、ファイルを提供したり限定公開している動画のURLを共有する形でカリキュラムを提供していきます。
ECサイトを用意すると聞くと面倒に感じるかもしれませんが、「BASE」などのサービスを使えば
5分ほどでECサイトを用意することが可能です。
ECサイトを構築するサービスにもよりますが、BASEであればクレジットカードの決済システムも数分で導入できますよ。
5. 銀行口座に振り込んでもらう
これまで紹介した方法とは異なりアナログな方法になってはしまいますが、銀行口座に振り込んでもらうという方法もあります。
指定した銀行口座に購入代金を振り込んでもらい、振り込みが確認でき次第、ファイルを提供したりURLを提供する形でオンライン講座のコンテンツを提供していくという方法です。
この方法の場合、決済システムを導入する必要がありませんし、既存のプラットフォームを使うわけでもないので余計な手数料も発生しません。
ただ、利用できる決済手段が銀行口座への振り込みしかないというのは、ユーザーからするとかなり不便です。
そのため、カリキュラムの内容が良くても利用されづらくなってしまうというデメリットがあります。
まとめ
銀行口座に振り込んでもらうようにするのが一番手っ取り早く余計な手数料のかからない方法ではありますが、ユーザーからすると利便性の低い方法ですので利用されづらくなってしまう可能性があります。
クレジットカードやキャッシュレス決済、キャリア決済に対応した決済方法を用意することでユーザーの利便性が高まればより利用してもらえるようになるので、そういった決済手段を備えた決済方法を導入することをぜひ検討してみてください。
ただ、利用する方法にもよるものの、決済システムの導入は基本的に時間と手間のかかるものです。
そのため、まずは既存のプラットフォームでテスト的に販売してみて、反応が良ければプラットフォームを自作し、そこに決済システムを導入するなど、段階的に取り組まれてみてはいかがでしょうか?