ブログを制作・運営するツールとして世界中のユーザーに利用されている、WordPress。
個人ブログやビジネス用のブログを作って運営したいと思った場合、無料ブログよりもWordPressで作るのが定番になりつつあります。
そこでこの記事では、WordPressでのブログ制作、ブログ運営について紹介していきます。
WordPressの概要についてはもちろん、WordPressでのブログ制作が人気を集めている理由や実際にブログを作るときに知っておいてほしいポイントなどについて解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
WordPressとは?
WordPressは世界中で利用されているCMSツールです。
CMSツールとは、Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)の頭文字をとった略称で、その名のとおり、コンテンツを制作して管理するためのツールとなっています。
つまり、Web上に公開するコンテンツを作って公開し、その作ったコンテンツを管理するためのツールというわけですね。
通常、作ったコンテンツをWebに公開するためにはHTMLやCSS、プログラミング言語に関する知識やスキルが必須になります。
しかし、WordPressはそれらの知識やスキルを持ち合わせていない方でも直感的な操作でコンテンツの制作や管理がおこなえるようになっているため、多くのユーザーに愛用されています。
ブログ運営に無料ブログよりもWordPressをおすすめする3つの理由
個人ブログやビジネスで活用するブログなど、ブログを作りたいと思った場合、利用できる方法は2つあります。
それが、WordPressと無料ブログです。
WordPressが登場する以前は、ブログ制作と言えば無料ブログのシステムを使っておこなうのが一般的でした。
しかし、最近ではWordPressを活用してブログを構築する人が増えてきていますし、WordPressでブログを構築する方がおすすめだったりもします。
ブログの制作・運営に無料ブログよりもWordPressの方が向いていると言える3つの理由についてみてきましょう。
1. ビジネスに活用できるから
無料ブログと呼ばれるブログサービスはさまざまな業者がサービスを展開していますが、それらのブログサービスの中には商用利用を禁止・制限しているものもあります。
また、広告が強制的に表示され、広告を消す場合は費用がかかるというタイプのものもあります。
ブログをビジネスに活用していきたいと考えている方も少なくないかと思いますが、商用利用が禁止・制限されているのであればビジネスに活用するのは厳しいと言わざるをえません。
また、広告が勝手に表示されてしまう仕様の場合、表示される広告によっては会社の評判に影響が出てしまうことも考えられます。
一方、WordPressは商用利用に関する制限はありませんし、広告が勝手に表示されるようなこともありません。
また、ドメイン代やサーバー代など最低限の運営費はかかりますが、WordPressのシステム自体は完全に無料で利用できます。
無料で利用できるにも関わらず、商用利用についての制限がなく、広告が勝手に表示されてしまうようなこともないので、ビジネスに活用したいのであれば無料ブログよりもWordPressの方がおすすめだと言えるわけです。
2. 利用規約に縛られなくて済むから
サービスを提供している業者によって異なりますが、無料ブログサービスは細かな利用規約が設定されています。
商用利用を禁止するなどのルールも利用規約の一部です。
利用規約が細かく設定されていると、ブログの運営や活用にも制限が出てきてしまうため、自由にブログを運営することができなくなってしまいます。
また、運営が利用規約に違反していると判断した場合、利用を制限されたりアカウントを削除されてしまったりすることもあります。
WordPressにも利用規約はありますが、無料ブログほど厳しいものではありません。
また、利用を制限されたりする場合もありますが、それはWordPressの規約に違反しているからと言うよりもサーバーの規約に違反している可能性があり、サーバー側で制限をかけられてしまうことがほとんどです。
厳しいルールに縛られ自分の思うどおりにブログが運営できないのが嫌だというのであれば、無料ブログよりもWordPressの方を選ぶべきだと言えるでしょう。
3. 資産になるから
WordPressで作ったブログは資産になります。
コンテンツを入れてSEO対策をおこない、集客できるようになれば収益も発生しますし、しっかりと運営していけば継続して収益を発生させ続けることもできます。
無料ブログの場合もある程度資産になると言えますが、先ほども紹介したとおり、ある日突然利用が制限されてしまったり、アカウントが削除されてしまったりすることがあるため、資産としてブログを運営していくのには向いていません。
そのため、無料ブログよりもWordPressでのブログ運営の方がおすすめだと言えるわけです。
WordPressでブログを作る前に知っておくべき3つのポイント
いずれも重要なポイントばかりですので、しっかりと確認しておくようにしましょう。
1. ブログの開設に手間がかかる
WordPressはブログを開設するのに手間がかかります。
なぜなら、
- ドメインの取得
- レンタルサーバーの契約
- WordPressのインストール
- 初期設定
などの作業をおこなわないといけないからです。
一方、無料ブログの場合は、アカウントを作ればすぐにブログを書き始めることができます。
この点はWordPressのデメリットの一つだと言えるでしょう。
ただ、マニュアルに沿っておこなえば初心者の方でも対応できるものですので、以下の記事を参考にしながら開設してみてください。
2. 初期費用がかかる
WordPressでブログを作る場合、ドメインの取得するのとレンタルサーバーを契約するのに初期費用がかかります。
かかる費用は利用するサービスやプランによって異なりますが、ドメインの取得には1,000円ほど、レンタルサーバーの契約は5,000円〜6,000円ほどかかると考えておくべきです。
また、ブログのデザインテンプレートとなるテーマに有料のものを使用する場合はテーマの購入も必要になります。
その場合、テーマの購入費用として10,000円〜15,000円ほどかかってしまいます。
無料ブログの場合は初期費用をかけずにブログを始めることができるので、この点もWordPressのデメリットの一つだと言えるでしょう。
3. アクセスを集まられるようになるまでに時間がかかる
WordPressで制作したブログへの主な集客経路は検索ブラウザからの流入です。
検索ブラウザ上で自分のブログを上位表示させ、そこから集客していくわけですね。
ブログを上位表示させるための施策をSEOと言いますが、ブログを開設したばかりの頃はどうしてもSEOで評価されにくくなってしまいます。
アクセスが集まるようになるかはコンテンツの質やSEO対策が正しくおこなえているかどうかによって異なってきますが、それらを実践できたとしても、アクセスが集まるようになるまでに半年ほどはかかってしまいます。
ただ、これは無料ブログも同じですので、WordPressだけのデメリットというわけでもありません。
とはいえ、アクセスを集められるようになるまでに時間がかかってしまうのは事実ですので、そのことを理解した上でブログ運営に取り組むようにする必要があります。
WordPressでのブログ制作・運営についてのまとめ
WordPressでのブログ制作にはデメリットもありますが、これからブログを始めていきたいと考えているのであれば絶対にWordPressで始めるべきです。
WordPressでのブログの始め方、また、集客できるブログにする方法については以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。