新しい学び方として人気を集めているオンライン講座。
最近は外に出かけて学ぶのが難しくなってきているため、今後もオンライン講座への需要は高まっていくことが予想されます。
つまり、オンライン講座でのビジネスを始めるのであれば今が最適なタイミングだと言えるわけですが、そこで重要になってくるのが「カリキュラム」についてです。
カリキュラムはオンライン講座の核になる部分ですので、カリキュラムの質や内容でオンライン講座が上手くいくかどうかが決まると言っても過言ではありません。
そこでこの記事では、オンライン講座のカリキュラムの作り方について紹介していきます。
カリキュラムを作るためのおすすめのツールやカリキュラムを作る際に意識するべきポイントなどについて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
オンライン講座のカリキュラムはどう作る?
オンライン講座には、リアルタイム型のオンライン講座とオンデマンド型のオンライン講座があります。
それぞれカリキュラムの作り方が異なるので、それぞれの方法に分けてカリキュラムの作り方を解説していきます。
リアルタイム型のオンライン講座のカリキュラムの作り方
リアルタイム型のオンライン講座は、SkypeやZOOMといったビデオ通話が行えるツールを活用し、リアルタイムでユーザーとコミュニケーションをとりながらおこなうタイプの講座です。
リアルタイムでコミュニケーションをとりながら講座を進めていくので、PowerPointなどスライドや資料を作成するソフトを活用し、それを共有する形で講座を進めていくのが一般的です。
リアルタイムでコミュニケーションが取れるということもあって講座をおこなっていく中で補足できるので、理解しやすいようカリキュラム自体をあえて簡素なものにする場合もあります。
そのため、カリキュラムを作る手間のかからないタイプのオンライン講座と言っていいでしょう。
オンデマンド型のオンライン講座のカリキュラムの作り方
オンデマンド型のオンライン講座は、あらかじめ作成しておいたカリキュラムをプラットフォーム上に公開し、ユーザーが好きなタイミングで好きな講座を選んで学べるタイプのオンライン講座です。
事前に動画を撮影し、編集した上でプラットフォームにあげる必要があるので、リアルタイム型のオンライン講座と比べてカリキュラムを作るのに手間がかかります。
また、リアルタイムでコミュニケーションを取ることができないため、途中で補足したりすることができません。
そのため、補足しなくてもユーザーが理解できるよう、しっかりとカリキュラムを作りこむ必要があります。
オンライン講座のカリキュラムを作るのにおすすめのツール
リアルタイム型のオンライン講座のカリキュラムづくりはPowerPointなどでおこなえますが、オンデマンド型のカリキュラム作りには動画を編集するツールが必要になります。
また、講座の内容にもよりますが、PCの画面を録画できるキャプチャ機能が必要になることも多くなっています。
ここからは、WindowsとMacに分けて、おすすめのツールをそれぞれ1種類ずつ紹介していきます。
Windows:Camtasia2020
WindowsのPCを使用している方におすすめなのが、「Camtasia2020」というツールです。
Camtasia2020は画面のキャプチャ機能が備わっているので、操作している画面を録画しながら講座をおこなっていくタイプのカリキュラムを作成することができます。
また、ウェブカメラを使って話している様子を撮影し、画面に埋め込むことができるので、臨場感のあるカリキュラムの作成も可能です。
ビデオエディタとしても優秀で、本格的なカリキュラムを作れるようになっています。
Camtasia2020の詳細 | |
価格 | 28,617円 |
販売サイト | https://www.techsmith.co.jp/ |
Mac:Screenflow
Macユーザーにおすすめのツールが、「Screenflow」です。
ScreenflowはApp Storeでもダウンロード可能なツールなので、よくわからないツールを使うのに抵抗を感じている方でも安心して使うことができます。
Screenflowにも画面のキャプチャ機能がついているので、画面を共有しながら進めて行くタイプのカリキュラムづくりにおすすめです。
操作画面もシンプルな作りで使いやすいので動画を編集した経験のない方でもすぐに扱えるようになっていますし、動画編集がおこなえるツールとしては価格もリーズナブルです。
ScreenFlowの詳細 | |
価格 | 16,000円 |
販売サイト | https://apps.apple.com/ |
オンライン講座のカリキュラムを作るときに意識したい3つのポイント
これらのポイントを意識せずにカリキュラムを作ってしまうと、ユーザーを満足させることができず、利用者をなかなか増やすことができません。
また、クレームにつながってしまう可能性もあります。
カリキュラムを作る際は、これから紹介する3つのポイントを意識しながら作るようにしてください。
1. ターゲットとなるユーザーのレベルに合わせたカリキュラムになっているか
オンライン講座を始める場合ターゲットを考える必要がありますが、用意するカリキュラムも当然そのターゲットとなるユーザーのレベルに合わせたものでなくてはいけません。
例えば、初心者向けにデジタルイラストを教えるタイプの講座の場合はツールの使い方から解説していく必要がありますし、イラストの描き方についても基礎から教えていかなくてはいけません。
その点を意識せず、いきなり高度な技術を教えるタイプのカリキュラムにしてしまうと、ユーザーが満足できなくてなってしまいます。
そうなってしまわないためにも、ターゲットとなるユーザーのレベルを意識し、そのレベルにあったカリキュラムを作っていくことを心がけましょう。
2. ユーザーがストレスなく学んでいける内容のカリキュラムになっているか
オンライン講座のカリキュラムを作る場合は、ユーザーがストレスなく学んでいける内容になっているかどうかも大切です。
これは、ユーザーが講座を利用している際に補足がおこなえないオンデマンド型のオンライン講座に当てはまる注意点となっています。
例えば、講師の声が小さくてよく聞き取れなかったり環境音が大きかったりするとユーザーにストレスをあたえてしまいかねません。
また、映像の質にもある程度こだわる必要があります。
変な間ができてしまわないよう、適切にカットしながら編集をおこなうことも大切です。
3. すべてのカリキュラムを学び終えた後にユーザーが得られるものはあるか
多くのユーザーに利用してもらえるオンライン講座を作るためには、ユーザーが満足させることが大切です。
ユーザーの満足度を高めるポイントはいくつかありますが、特に重要なのが、「あなたのオンライン講座で学び終えた後にユーザーが得られるものはあるのか」という点についてです。
得られるものがないオンライン講座では、当然ですがユーザーを満足させることはできません。
そのオンライン講座で学んだ場合に得られるものについてはオンライン講座の強みにもなるので、しっかりと意識しながらカリキュラムを作るようにしましょう。
まとめ
オンライン講座の作り方はオンライン講座の種類によって異なりますし、ジャンルや内容によっても異なってきます。
ただ、カリキュラムを作る際に意識するべきところは変わらないので、ぜひこの記事で紹介した3つのポイントを意識しながら作成するようにしてください。
また、今回紹介した「Camtasia2020」と「Screenflow」はいずれもシンプルで使いやすいツールですので、ぜひ試してみてください。